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バーベキューに使う木炭の量はどれくらい?種類や選び方、使い方についても解説

バーベキューでの食事は、自然を満喫しながら美味しい料理を味わえる、絶好の機会と言えるのではないでしょうか。

バーベキューをするためにはいくつか道具が必要ですが、その中でも特に欠かせないのが木炭です。

木炭は種類によって、バーベキューの燃焼時間や煙の量が異なり、料理の味や体験全体に大きな影響を与えます。

本記事では、洋野町でバーベキューを楽しみたい方々に向けて、木炭の選び方、火のつけ方、そして後始末の方法について詳しく解説します。

また、洋野町のおすすめバーベキュー施設も紹介するので、バーベキューを楽しむための参考にしてください。

バーベキューに使う木炭の量の目安

バーベキューをする際に大切なのが、木炭の量の見積もりです。

適切な量の木炭を用意することで、料理がスムーズに進み、美味しさも向上する可能性があります。

ここでは、必要な木炭の量をシチュエーション別に解説します。

一般的なサイズのバーベキューコンロ使用時の目安

通常、大人1人につき、または1時間につき約1キロの木炭が適量とされています。

この目安を基に、参加者の人数やバーベキューの時間に応じて量を調整しましょう。

子どもが参加する場合の配慮

子どもがいる場合、大人の半分程度の木炭で十分です。

子どもは大人ほど多くの食材を焼かないことが多いため、この点を考慮して木炭の量を調整すると良いでしょう。

コンロの台数による量の調整

複数のコンロを使用する場合は、その台数に応じて木炭の量を増やす必要があります。

例えば、コンロを2台使用する場合は、通常の2倍の量を準備します。

これらの目安を基にバーベキューに必要な木炭の量を計算し、事前に準備をしておくことで、木炭が足りない、または大量に残るといった事態を回避できるでしょう。

バーベキューに使う木炭の値段

木炭にはさまざまな種類があり、それぞれ特性や価格が異なります。

例えば、安価で販売されていることの多い一般的なバーベキュー用木炭は、3kgあたり500円前後から入手可能です。

この価格帯の木炭は、手軽に楽しむバーベキューに適しており、初心者に向いています。

一方、高品質な備長炭は多くの場合、同量の3kgで1,000円以上するため、バーベキューをじっくり楽しみたい中〜上級者向きと言えます。

それぞれの木炭の特徴を理解し、バーベキューのスタイルや予算に応じて選ぶようにしましょう。

バーベキューに使う木炭の種類

木炭の種類選びは、燃焼時間や煙の量など、バーベキュー体験に大きな影響を与えます。

ここでは、代表的な木炭の種類とその特徴を解説します。

黒炭(くろずみ)

黒炭はナラやクヌギなどの硬木(かたぎ)で作られており、日本国内でも広く利用されています。

燃焼時間はおよそ2時間程度となり、価格のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。

また、比較的安価で手に入りやすいことから、一般的なバーベキューに最適です。

白炭

白炭は1,200℃の高温で焼かれた後、土・灰・水で一気に冷却・消火させて作られます。

火力が安定しているのが特徴です。

おおよそ6〜8時間燃え続けるため、長い時間の使用に向いていますが、火が付きにくいため、初心者の場合、火おこしに少し手間取るかもしれません。

長時間のバーベキューや、安定した火力を求める場合に適しています。

マングローブ炭

多くの場合「バーベキュー用木炭」と言われている木炭は、マングローブ炭を指します。

安価で手に入りやすいのが魅力ですが、燃焼時間は比較的短めで、煙やニオイが出やすい点に注意が必要です。

手軽に楽しむバーベキューや、短時間での使用に適しています。

オガ炭

オガ炭は、木を加工する際に出る細かいおがくずを成形して作られた人工木炭です。

黒炭と白炭の両方の特性を持ち、用途によって使い分けられるので多様なバーベキューシーンに対応できます。

それぞれ煙が少ない特性を持ちながらも、硬いタイプは火が付きにくいが燃焼時間は長く、やわらかいタイプは逆に、火が付きやすいが燃焼時間は短いといった違いがあります。

着火加工成形炭

着火加工成形炭は、着火剤成分を染み込ませた木炭で、簡単に着火が行えます。

ただし価格が高く、湿気に弱いのがデメリットです。

他の木炭と比べ、特に保管に注意が必要な木炭と言えるでしょう。

着火の手間を省きたい場合や、初心者に適しています。

バーベキューに使う木炭の選び方

バーベキューに最適な木炭を選ぶには、使用する場所や用途を考慮することが重要です。

適切な木炭を選ぶことで、バーベキューの楽しみが格段に向上します。

使う場所で選ぶ

バーベキューを行う場所によって適した木炭の種類は異なります。
例えば家族や友人と庭でのバーベキューを楽しむなら、質の良い黒炭やオガ炭やが適しています。
燃焼効率の高さと安定性が魅力で、炭火が長時間安定して熱を保ち、食材に均等に火が通ります。
煙や臭いが少ないので、屋外での食事をより快適に楽しめます。

使う用途で選ぶ

食材を一気にたくさん焼きたい場合や、温まりたい場合など、シチュエーションや用途により、おすすめの木炭は異なります。
公園でのピクニックやアウトドアイベントでは、持ち運びやすくて手軽に使える着火加工成形炭や黒炭が最適です。
軽量でコンパクトなので、荷物に負担をかけずに持ち運べます。
また、点火が簡単で、すぐに炭火を得ることができます。手軽さと使いやすさを兼ね備えた黒炭を選びましょう。

バーベキューで木炭に火をつけるときのポイント

バーベキューで木炭に火をつける際には、いくつかのポイントを押さえることが重要です。これらのポイントに注意を払うことで、効率的に火を起こし、燃焼を安定させることができます。

木炭を組むときは、空気の通り道を考える

木炭を組む際は、空気の通り道を作ることが重要です。

これにより上昇気流が生じ、火がより燃え上がりやすくなります。

具体的には、木炭を井桁状に組み上げる方法が有効です。

空気の流れが良くなり、火の安定性と効率性を高め、燃焼を助けます。

木炭の置き方で火力を調節する

バーベキューグリルに敷き詰める木炭の量を3つのゾーンに分けて、火力を調節するスリーゾーンファイアは、火力を調整する上で効果的な方法です。

強火、中火、弱火のゾーンに木炭を適切に配置することで、食材に合わせた焼き具合を実現できます。

この方法により、異なる種類の食材を同時に、かつ最適な条件で調理することが可能になります。

バーベキューで木炭に火をつける方法

バーベキューでの火おこしは、楽しいバーベキュー体験の第一歩です。

木炭に火をつけるには、いくつかの手順とポイントがあります。

効率的で安全な火おこしのためには、適切な準備と方法を理解することが大切です。

バーベキューの火おこしに必要なものを準備する

火おこしには木炭のほか、バーナーやライター、マッチなどの着火器具、うちわや火吹き棒、耐火グローブ(軍手でも可)、長めのトングなどが必要です。

これらを事前に用意しておくことで、安全でスムーズな火おこしが実現します。

着火剤を使った火おこしの方法

着火剤を使う場合、固形の着火剤を使用するときは木炭を「井桁状」や、「8の字」形に組み、中心の木炭のないところに着火剤を置いて火をつけます。

液体の着火剤を使用する場合は、組み上げた木炭の上に塗り、火がついたら大きな木炭を上に置いて燃焼を促します。

どちらの方法も木炭を組む際、空気の通り道を作りましょう。

上昇気流が生まれ、火が燃え上がりやすくなります。

着火剤を使わない火おこしの方法

着火剤を使用しない場合、木炭を立てて配置し、その中心にねじった新聞紙を入れて着火します。

火が付いたら、上から木炭を蓋のようにして置き、燃焼を促しましょう。

ただし、新聞紙を使用する際には、ニオイや灰の飛散に注意が必要です。

バーベキューで火が消えないためのポイント

バーベキューを楽しむ上で、火を消えにくくすることは非常に重要です。

ここでは、火力を安定させるためのポイントについて解説します。

木炭は中央に集める

木炭をグリルの中央に集めることで、熱を集中させることが可能です。

これにより、火が均等に広がり、効率的な燃焼が促されます。

また、火の付きかけた薪や木炭は移動させると火力が衰えるため、火が付くまではあまり触らないようにしましょう。

時間を見て炭を継ぎ足す

炭おこしに慣れるまでは、木炭を早めに追加する習慣をつけることが重要です。

火力が弱まり始めたら、白く火がおきている木炭の下に新しい木炭を差し入れます。

また、一度火力が落ちてしまうと、元の火力に戻すのに時間がかかるため、定期的に木炭を追加し、火力を維持し続けるようにしましょう。

バーベキューに使った木炭の後始末方法

バーベキュー後の木炭の後始末を適切に行うことは、火災のリスクを減らすだけでなく、自然環境の保護にも繋がります。

ここでは、火消壺を使用した方法と、バケツを使用した方法を紹介します。

火消壺を使った後始末方法

火消壺は木炭の消火に非常に便利なアイテムです。

燃えている木炭でも、火消壺に入れて蓋をすることで、空気を遮断し、安全に消火できます。

使用方法は、木炭を入れた後、蓋を閉じて火が消えるのを確認するだけです。

持ち運びが可能なため、火が完全に消えたら施設の指定する場所へ持って行き木炭を処分するか、そのまま持ち帰りましょう。

バケツを使った後始末方法

まず、たっぷりの水を張ったバケツを用意し、1つずつ木炭を水中に入れ消火します。

木炭が完全に冷めて火種がなくなるまで水に浸しておき、冷えたら軽く水気を切る作業を繰り返しましょう。

あとは施設の指定場所に持って行き処分するか、ナイロン袋などに入れ持ち帰ります。

安全性を高めるため、使用するバケツは溶ける可能性のあるプラスチック製を避け、金属製を選択しましょう。

バーベキューに使った木炭は再利用が可能

燃え残った木炭が完全に消化された状態を指す「消し炭」は再利用が可能です。

新たに購入する木炭より燃えやすい性質を持っているため、次回のキャンプやバーベキューでの火おこしが楽になります。

木炭を再利用するには、持ち帰る際、消し炭を乾燥させて保管することが重要です。

乾燥材を入れたビニール袋やケースに入れて保管し、湿気を避けるようにしましょう。

木炭を使ったバーベキューでの注意点

木炭を使用する際は、安全に注意して取り扱う必要があります。

特に着火剤の使用と後始末には注意が必要です。

液状タイプの着火剤は、途中で継ぎ足さない

液状タイプの着火剤を燃えている木炭に加えると、着火剤が火を伝って手に燃え移る危険があるため、バーベキュー中に液状の着火剤を継ぎ足すことはNGです。

事故を回避するためにも、必ず火が消えている状態で使用するようにしましょう。

火の状態を確認するには、新聞紙やティッシュなどを軽く木材の上にかざして、火が付くかどうかで判断できます。

着火剤は火の近くで放置しない

着火剤は、揮発性が高く引火しやすい特徴を持ちます。

使用しないときは火から遠ざけて保管するようにしましょう。

特に火の近くに放置すると、爆発する危険性があるため注意が必要です。

始末するときは、木炭やコンロに直接水をかけない

木炭やコンロに直接水をかけると、灰が舞い上がったり、水蒸気が発生したりして火傷の危険があります。

木炭は別の容器に移し、水の中でしっかり消火させるようにしましょう。

また、高温になったコンロに直接水をかけると、破損や変形の原因にもなります。

洋野町おすすめのバーベキュー施設

洋野町には、バーベキューを楽しむのに最適な施設がいくつもあります。

多くの施設は、バーベキューに加え、他のアクティビティが楽しめる設備もあるため、家族や友人との楽しい時間を過ごすのにぴったりです。

ここでは、数ある洋野町の施設の中から、おすすめの施設を2つ紹介します。

アグリパークおおさわ

アグリパークおおさわは、宿泊施設や銭湯、自然散策コース、そしてバーベキューが楽しめる施設です。

訪れる人々に多様な楽しみ方を提供し、豊かな自然の中でのリラックス体験を提供しています。

手打ちそばや豆腐作りの体験、渓流での釣りなど、地元の自然や文化を体感できるアクティビティが豊富に用意されています。

特別な思い出を作りたいと考える家族やパートナーにとって、最適な施設の一つと言えるでしょう。

アグリパークおおさわの公式ホームページ

ヒロノット

ヒロノットは、宿泊のほかにコワーキングスペース、キャンプ、バーベキューなどが楽しめる施設です。

また、作家やキッチンカーなど、90組以上が出店する大型クラフトフェスやヒロノサマーライブなど、イベントも充実しており、訪れる度に新しい発見があります。

ビジネス用途にも使える設備が充実しているため、幅広い利用目的に対応した施設と言えます。

ヒロノットの公式ホームページ

まとめ

本記事では、洋野町でのバーベキュー体験を充実させるための重要なポイントについて解説してきました。

洋野町は日本一の木炭の生産地であり、その多くは県産のナラ材を使用した黒炭です。

洋野町の木炭は着火しやすく、燃焼時の煙やニオイ、燃焼後の灰が抑えられるなど、扱いやすい特性を持っています。

また、火の粉や灰が弾け飛びにくく、安全性が高いのも特徴として挙げられます。

このような優れた木炭を活用して、ぜひ洋野町でバーベキューを楽しんでください。

ひろのポータルサイトでは、バーベキューの情報をはじめ、洋野町の自然、文化、地域のイベントなど、多彩な情報を提供しています。

興味のある方は、ぜひ洋野町の公式サイトひろのポータルサイトをチェックしてみてください。