業務用エアコンの費用相場と工事のポイントを総まとめ!安心施工は実績豊富な業者選びがカギ
目次

業務用エアコンとは?
業務用エアコンとは、オフィス・店舗・工場・公共施設など、不特定多数が利用する空間を快適に保つために開発されたエアコンのことです。商業施設や工場などでは、人の出入りや機械の稼働状況が家庭よりも多様化するため、より大きな能力や複雑な空調管理が求められます。
業務用エアコンは室内の温度・湿度・空気清浄・気流などを最適な状態にコントロールするだけでなく、省エネ性能や耐久性にも優れている点が特徴です。空調環境が不十分だと、作業効率の低下や製品不良のリスク増大につながることもあります。そのため事業者にとっては、信頼性の高い業務用エアコンを導入し、適切なメンテナンスを行うことが重要です。
業務用エアコンの価格相場

業務用エアコンには、設置場所により様々なタイプがあります。
購入する際の価格は、エアコンのタイプや冷暖房能力(馬力)、性能によって異なります。
また、業務用エアコンを設置するには、本体の購入価格と併せて工事費用がかかります。
工事費を併せた業務用エアコンの価格相場は45万~170万を超える場合があります。
業務用エアコンと家庭用(ルーム)エアコンの違いは?
業務用と家庭用の大きな違いは、以下の点に集約されます。
- 冷暖房能力(馬力)
- 業務用エアコン:広い空間に対応できるよう大きな能力の機器がラインナップされている。
- 家庭用エアコン:一般家庭向けで能力が小さい機種が主流。
- 設置場所・設置の複雑さ
- 業務用エアコン:天井に埋め込む・吊り下げる・床に置くなど多様なレイアウトがある。配管やダクト(空気中の熱を運ぶ管)も複雑になりやすい。
- 家庭用エアコン:壁掛け型が主流で、設置・配管工事も比較的シンプル。
- コスト面
- 業務用エアコン:機器代・設置工事費ともに高額になりやすい。
- 家庭用エアコン:一般的に規模も小さく、工事費も比較的低コスト。
施設の広さや利用環境によっては、家庭用エアコンの台数を増やして対応するよりも、初めから業務用エアコンを導入したほうが効率的な場合も多々あります。
業務用エアコンを導入するメリット

- 空調性能・効率の良さ
広い室内や人の往来の多い空間にも対応できるため、冷暖房効率や風の循環性が高く、快適な室内環境を保ちやすいです。 - 省エネ性・耐久性
業務用エアコンは長時間の稼働を想定して設計されており、省エネ機能も充実しています。耐久性が高く修理や買い替えの頻度も抑えられます。 - 室内の景観を保ちやすい
天井埋め込み型などのタイプを選ぶことで、壁面にスペースを取らず、内装デザインやレイアウトを邪魔しにくいのも利点です。 - 規模拡張・ゾーン管理(エリアごとの空調・温度調整)が可能
1台で大空間をカバーできるほか、複数台を連動させてゾーン管理するなど、現場のニーズに合わせた柔軟な運用ができます。
業務用エアコンの種類と価格・工事費の目安
代表的な業務用エアコンの種類
代表的な業務用エアコンには、以下のようなタイプがあります。
・天井埋め込み型

天井裏に室内機を埋め込み、吹き出し口だけを露出させるタイプ。室内の見た目がすっきりするのが特徴です。
・天井吊り型

室内の天井部分に室内機を吊り下げるタイプ。天井に埋め込みスペースを確保しにくい場合に選ばれます。風が前方に出るので、遠くまで空気を送ることができます。
・壁掛け型

家庭用エアコンに近い形で壁に据え付けるタイプ。設置スペースや天井構造の都合により、壁掛けが最適なケースもあります。
・床置き型

床に据え置くタイプ。天井スペースが少ない場所や、吹き出し方向を自由に設定したい空間に向いています。掃除等のお手入れがしやすいのもメリットです。
・シングルタイプ/マルチタイプ
シングルタイプ:室外機1台に対して室内機1台の組み合わせ。
マルチタイプ:室外機1台で複数の室内機を接続することができ、ゾーン管理に適しています。
設置工事の内容

設置工事には、室内機・室外機の据え付けだけでなく、冷媒配管(室内機と室外機をつなぎ空気中の熱を運ぶ管)やドレン配管(室内機で発生した結露水を屋外に排出する配管)、連絡配線、化粧ダクト(配管をきれいに隠すためのカバー)などが含まれます。
・室内機設置
天井や壁、床に据え付けるための施工費用と、配管工事の一部がかかります。天井埋め込みの場合は天井の開口部の加工が必要になるため、壁掛け型よりも費用が高めになる傾向です。
・室外機設置
室外機を置く場所によって費用が大きく変動します。標準的には1階や地上に近いスペースへの設置が前提ですが、高所作業やクレーンの使用が必要な場合は追加費用がかかります。
業務用エアコン設置の費用目安
費用の内容
・空調機器1式(室内機・室外機・リモコン)
・機器据え付け費 冷媒配管/ドレン/連絡配線/外部化粧ダクト等の材料費及び工事費
・真空引き(配管内部の空気を真空ポンプで抜く作業)/耐圧試験/試運転 費用
設置場所例(オフィス・店舗など)
- 約60m2 冷暖房能力3馬力 設置台数1台
・天井吊形 業務用エアコンの機器代金+工事代金の価格 450,000~600,000円(税抜)
・天井カセット形 業務用エアコンの機器代金+工事代金の価格 550,000~700,000円(税抜)
- 約90m2 冷暖房能力6馬力 設置台数1台
・天井吊形 業務用エアコンの機器代金+工事代金の価格 600,000~750,000円(税抜)
・天井カセット形 業務用エアコンの機器代金+工事代金の価格 700,000~850,000円(税抜)
- 約120m2 冷暖房能力12馬力 設置台数2台
・天井吊形 業務用エアコンの機器代金+工事代金の価格 1,300,000~1,600,000円(税抜)
・天井カセット形 業務用エアコンの機器代金+工事代金の価格 1,400,000~1,700,000円(税抜)
※上記価格は室外機を1階に置き、かつ標準工事費を含めた金額です。電気工事は含まれません。
※上記あくまで一般的な相場価格で、実際の費用は現場調査後のお見積りとなります。
※業務用エアコンの撤去費用は30,000~50,000程度です。クレーンを使用しての取り外しの場合は別途費用が発生します。
さらにフロンガスの破壊や機器の処分や撤去後の移設(取り外し後→別の場所に設置)は追加費用が発生します。
業務用エアコン取り付けの流れ
- 現場調査・ヒアリング:設置場所の広さや間取り、設備環境を確認し、最適な機種や台数を検討。
- 見積もり:機器の仕様や設置方法、配管経路などを踏まえて工事費用を算出。
- 施工前準備:養生、機器や配管資材の搬入、設置スペースの確保。
- 据え付け・配管工事:室内機・室外機の取り付け、冷媒配管やドレン配管、電気配線などを行う。
- 試運転・調整:真空引きや耐圧試験、動作テストを実施。快適かつ安全に稼働するかを確認。
追加工事費用が発生しやすいケース
- 電気容量やブレーカーの増設が必要な場合
- クレーンなどを使用し高所で室外機を設置・撤去する場合
- 配管経路が長い、もしくは壁の開口部が複数必要な場合
- フロンガス破壊費用や産業廃棄物処理費用が発生する場合
信頼できる業者を選ぶためのポイント

実績・技術力・アフターサービスが充実しているか
業務用エアコンは設置環境によって必要な馬力や台数、配置が大きく異なります。施工実績や技術力の豊富な業者であれば、現場ごとに最適な提案を行い、施工後のメンテナンスやトラブル対応についても安心です。
・大規模・高度な要件への対応経験
工場や商業施設、公共施設などでは、家庭用とは比べものにならない大規模工事が求められる場合があります。大規模工事のノウハウをもつ業者だと、複雑な配管経路や高度な換気計画もスムーズに対応してくれます。
・迅速かつ丁寧なアフターフォロー
導入後のメンテナンスや故障対応のスピード感は、事業者にとって非常に重要です。冷暖房が停止すると業務に支障をきたすため、迅速に駆けつけてもらえる業者を選ぶことが大切です。
・近隣企業や施設との協力体制
大規模施設や周辺との連携が必要なケースでは、近隣の関連業者とのスムーズなやり取りがポイントになることも。地域でのネットワークがある会社なら、必要な調整を円滑に進められます。
岩手県洋野町の「株式会社カンキョウ」がオススメ

業務用エアコンの設置工事を依頼するうえで、岩手県洋野町を中心に活動する「株式会社カンキョウ」は非常に心強いパートナーとなり得ます。近隣地域の業者や施設との連携実績も豊富なため、地元・近隣地域でスムーズに工事を進めたい方には特におすすめです。
多彩な設備工事に対応できる技術力
・空調設備の専門知識
カンキョウは空調設備工事全般に精通しており、オフィスや店舗はもちろん、商業施設などの高度な衛生・温度管理が必要な現場でも対応してきた実績があります。
・換気設備の設計・提案
室内の空気を入れ替えるための換気設備は、空調設備とセットで計画すると効率的です。カンキョウなら要望を丁寧にヒアリングし、用途や環境に合わせた換気計画を提案してくれます。
・床暖房設備・排煙設備までトータルサポート
空調設備にとどまらず、床暖房設備や排煙設備といった工事にも対応可能。施設全体の空気環境をトータルでサポートしてくれるのが強みです。
公共施設・商業施設などでの豊富な実績
公共施設や商業施設など、規模も環境要件も異なる様々な現場を手がけてきました。施工ノウハウが豊富なので、複雑な配管や特殊な条件にも柔軟に対応してもらえます。
近隣地域の業者や施設とも連携しやすい
地域に密着した企業として近隣の業者や施設とのネットワークが強固なため、工事や調整が必要になった際の連携が取りやすく、スムーズに進むことが期待できます。
まとめ

業務用エアコンは、家庭用エアコンとは異なる大きな能力や複雑な工事が必要になるため、設置費用が高額になりがちです。しかし、導入メリットとしては広範囲をカバーできる強力な空調性能や省エネ性、耐久性などが挙げられます。
- 費用の目安
- オフィスや店舗など、60m²~120m²規模であれば、1台あたり45万円~170万円ほどの幅が一般的。天井埋め込み型は若干高額になりやすい傾向があります。
- 室外機を高所に設置するなど、条件によっては追加費用が発生。
- 撤去費用は4万円~5万円程度が相場(クレーン使用・フロンガス破壊処分の場合等は別途)。
- 業者選びのポイント
- 大規模施設への対応実績
- 迅速なアフターフォロー体制
- 近隣企業や施設との協力体制
業務用エアコンの導入や入れ替えで失敗しないためには、豊富な実績と技術力を持つ信頼できる業者に依頼することが最も重要です。岩手県洋野町の「株式会社カンキョウ」は、オフィス・店舗、公共施設、商業施設など、様々な現場で培ったノウハウをもとに、最適なプランを提案してくれます。事前の現場調査やアフターフォローもしっかりしているため、安心して任せられるでしょう。
「業務用エアコンの設置を検討している」「そろそろ設備の更新をしたい」という方は、ぜひ一度カンキョウに相談してみてください。快適な室内環境を実現し、業務の効率化や利用する方の満足度向上につなげましょう。